当せん金が「理論値」と呼ばれる理由:確率は同じでも金額は違う

ロト6・ロト7の当せん金は固定ではなく、その回の売上と当せん口数で決まります(パリミュチュエル方式)。どの組み合わせも確率は同じなのに、受け取る金額が組み合わせによって変わりうる仕組みを説明します。

「1 等 2 億円」といった金額は、宝くじの案内では「理論値」や「見込額」と書かれています。固定額ではないからです。この仕組みを知ると、「どの組み合わせも確率は同じ」という事実に、もうひとつの視点が加わります。

当せん金は当せん口数で割られる

ロト6・ロト7の当せん金は、パリミュチュエル方式で決まります。各回の売上のうち当せん金に充てられる分が等級ごとに配分され、それをその等級の当せん口数で割った額が 1 口あたりの当せん金になります。

つまり、同じ等級でも、その回に当せんした口数が多ければ 1 口あたりの金額は減り、少なければ増えます。「理論値」とは、標準的な売上と当せん口数を想定したときの見込額のことです。

確率は同じ、分け合う人数は違う

ここで重要なのは、どの組み合わせも抽せんされる確率は同じですが、その組み合わせを選んでいる人の数は同じではないということです。

たとえば、誕生日や記念日で選ぶ人は 1〜31 の数字に偏ります(誕生日の数字で選ぶとき参照)。もし 1〜31 だけで構成された組み合わせが 1 等になった場合、同じ組み合わせを選んでいた人が複数いる可能性は、32〜43 を含む組み合わせよりも高いと考えられます。その場合、1 等の当せん金は複数口で分け合うことになります。

「1, 2, 3, 4, 5, 6」のようなわかりやすい並びも同様です。当せん確率は他の組み合わせと同じですが、選んでいる人が多ければ、当たったときの 1 口あたりの金額は小さくなります。

「人気のない組み合わせ」を選ぶ意味

この観点から、「他の人が選びにくい組み合わせを選べば、当たったときの取り分が大きくなる」という考え方があります。理屈としては正しく、確率を変える話ではないので LotoScope の方針とも矛盾しません。

ただし、実際にどの組み合わせがどれだけ選ばれているかは公開されておらず、「人気のなさ」を確かめる方法はありません。また、1 等の確率が 600 万分の 1 である以上、分け合うかどうかを気にする前に、そもそも当たる場面がほとんど訪れないという現実があります。

クイックピックについて

数字を自分で選ばず、ランダムに割り当ててもらう買い方(クイックピック)もあります。確率は自分で選んだ場合と同じです。ランダムに選ばれる分、人気の数字への偏りがないので、「分け合うリスクが相対的に低い」とは言えるかもしれません。

LotoScope が当せん金を扱わない理由

LotoScope は当せん番号だけを記録し、当せん金やキャリーオーバーは扱っていません。当せん金は売上と当せん口数で決まるため、数字の出現状況の分析とは別の話だからです。番号チェックで表示される「過去に何等に該当したか」も、金額ではなく等級だけを示しています。

まとめ

  • 当せん金は固定ではなく、その回の売上と当せん口数で決まる
  • どの組み合わせも抽せんされる確率は同じだが、選んでいる人の数は違う
  • 人気の組み合わせは当たったときに分け合う可能性が高い。ただし確率そのものは変わらない
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