同じ組み合わせは過去に出たことがあるのか:2,143回で「完全一致」が起きる確率
ロト6の2,143回、ロト7の697回の中に、本数字がまったく同じ回はあるのか。誕生日のパラドックスで計算すると、ロト6ではすでに約3割の確率で起きていてもおかしくない段階です。5個一致の組はもう75組あります。
番号チェックにいつもの番号を入れると、最初に「完全一致:○回」と表示されます。ほとんどの人は 0 回です。では、過去の抽せん同士ではどうでしょうか。2,143 回の中に、本数字 6 個がまったく同じ回の組はあるのでしょうか。
答え:まだ一度もない
2026 年 10 月 5 日の第 2143 回までのロト6、同年 10 月 2 日の第 697 回までのロト7のどちらにも、本数字が完全に一致する 2 つの回はありません。
ただし、これは「ありえないことだから起きていない」のではありません。計算すると、ロト6ではすでに3 割程度の確率で起きていてもおかしくない段階に入っています。
誕生日のパラドックスで考える
23 人いれば、同じ誕生日の 2 人がいる確率が 50% を超える。有名な「誕生日のパラドックス」です。ポイントは「自分と同じ誕生日の人がいる確率」ではなく「誰か 2 人が同じ誕生日である確率」を考えると、組の数が人数の 2 乗で増えるため、思ったよりずっと早く 50% に届くことです。
抽せんもまったく同じ構造です。「特定の組み合わせが 2 回出る確率」はごく小さくても、「2,143 回のどこか 2 回が一致する確率」は、2 回の組の数(2,143 × 2,142 ÷ 2 ≒ 230 万組)に比例して大きくなります。
組み合わせの総数を C、抽せん回数を n とすると、どこか 2 回が一致する確率はおよそ 1 − exp(−n(n − 1) / 2C) で近似できます。
| 組み合わせ総数 C | 抽せん回数 n | どこか 2 回が一致する確率 | |
|---|---|---|---|
| ロト6 | 6,096,454 | 2,143 | 約 31% |
| ロト7 | 10,295,472 | 697 | 約 2.3% |
ロト6はすでに 3 割です。この確率が 50% を超えるのは約 2,900 回目で、現在のペース(年およそ 104 回)なら 7 年あまり先になります。ロト7は組み合わせが多く回数も少ないため、50% に達するのは約 3,800 回目、60 年ほど先です。
「同じ組み合わせが出た」というニュースが将来ロト6で流れたとしても、それは不正でも奇跡でもなく、確率どおりの出来事です。
5 個一致なら、もう何十組も起きている
完全一致の一歩手前はどうでしょうか。ロト6の全 2,143 回から 2 回ずつ取り出した約 230 万組について、本数字が何個共通するかを数えました。
| 共通する本数字 | 組の数 | 理論期待 |
|---|---|---|
| 6 個(完全一致) | 0 組 | 0.4 組 |
| 5 個 | 75 組 | 83.6 組 |
| 4 個 | 3,722 組 | 3,761 組 |
| 3 個 | 58,086 組 | 58,504 組 |
5 個が共通する組は 75 組あります。たとえば第 13 回(2000 年)の 13 29 31 37 41 42 と第 1539 回の 13 29 33 37 41 42 は、31 と 33 が違うだけです。理論期待の 83.6 組とも近く、全体として「独立にランダムな抽せんを 2,143 回繰り返した」ときの姿そのものです。
ロト7では、7 個のうち 6 個が共通する組が 2 組あります(理論期待 4.9 組)。第 14 回の 4 7 8 9 24 28 30 と第 111 回の 7 8 9 24 28 30 33 がその 1 つです。
「一度出た組み合わせは、もう出ない」も誤り
逆向きの誤解もあります。「過去に出た組み合わせはもう出ないから避ける」というものです。各回の抽せんは独立なので、第 1 回の当せん番号をそのまま買っても、1 等になる確率は他の組み合わせと同じ 1 / 6,096,454 です。過去に出たかどうかは、球の動きに何の影響も与えません。
上の表が示しているのは、「過去に出た組み合わせが再び出る」ことも「初めての組み合わせが出る」ことも、確率どおりに起きるということです。
自分の番号はどうか
番号チェックでは、いつもの番号について「完全一致した回数」と「最も多く一致した回」を最初に表示します。多くの人は完全一致 0 回、最多一致 3〜4 個になるはずです。それが 2,143 回の抽せんに対する、ごく標準的な結果です。
番号を保存しておくと、次の抽せん後にトップページを開いたときに、最新回との一致数がすぐ分かります。「当たるかどうか」ではなく「記録がどう積み上がっていくか」を眺める使い方をおすすめします。