キャリーオーバーの仕組み:繰り越されるのは何か

1等該当者がいない回の1等賞金は次回に繰り越されます。キャリーオーバーで変わるのは当せん金であって当せん確率ではないこと、繰り越しが発生する頻度の目安、2等以下には繰り越しがないことを整理します。

ロト6やロト7で「キャリーオーバー発生中」と表示されると、1 等の当せん金が大きくなります。何がどう繰り越されているのか、確率の面から整理します。

1 等該当者がいないと次回へ繰り越される

ロト6・ロト7では、各回の売上のうち当せん金に充てられる分が等級ごとに配分されます。1 等に該当する申込みが 1 口もなかった回は、1 等に配分された金額が次回の 1 等に加算されます。これがキャリーオーバーです。

繰り越しの対象は 1 等だけで、2 等以下に該当者がいなくても繰り越されません。また、1 等の当せん金には上限が決められています。

どのくらいの頻度で起きるのか

1 等該当者が出るかどうかは、その回の申込口数に依存します。1 口あたりの 1 等確率は 6,096,454 分の 1(ロト6)なので、申込口数が多いほど誰かが当たる確率は上がります。

仮に 1 回あたり 600 万口の申込みがあり、すべてランダムに選ばれたとすると、1 等が 1 口も出ない確率は (1 − 1/6,096,454)^6,000,000 ≒ 37% です。申込みが 300 万口なら約 61%、1,200 万口なら約 14% になります。

実際には申込口数は回によって違い、キャリーオーバー中は申込みが増える傾向があるため、繰り越しが続くほど「次の回で誰かが当たる確率」は上がります。ただしそれは申込口数が増えたからであって、1 口あたりの確率が変わったわけではありません。

変わるのは当せん金、変わらないのは確率

キャリーオーバー中に買うと「お得」と言われることがあります。1 口あたりの 1 等当せん確率は、キャリーオーバーの有無にかかわらず 6,096,454 分の 1 で同じです。変わるのは、当たったときに受け取る金額の大きさです。

期待値(1 口あたりに戻ってくる金額の平均)で考えると、繰り越された分だけ 1 等の金額が上乗せされるので、通常の回より期待値は高くなります。ただし、キャリーオーバー中は申込口数も増えるので、1 等が複数口出て分け合う可能性も上がります。「期待値が上がる」ことと「当たりやすくなる」ことは別の話です。

データで見られること

LotoScope は当せん金やキャリーオーバーの額を扱っていません。当せん番号だけを記録し、数字の出現状況を観測するサイトだからです。

その上で付け加えると、キャリーオーバーが発生した回の当せん番号に、何か特徴があるわけではありません。1 等該当者が出なかった原因は「その組み合わせを誰も選んでいなかった」ことで、数字の並びそのものとは無関係です。

まとめ

  • 繰り越されるのは 1 等の当せん金だけで、2 等以下は対象外
  • 1 口あたりの当せん確率はキャリーオーバーの有無で変わらない
  • 変わるのは当せん金の大きさと、申込口数が増えることによる「誰かが当たる確率」
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